[2022_03_14_01]ウクライナ西部基地攻撃 ロシア軍、NATO支援けん制 (時事通信2022年3月14日)
 
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ウクライナ西部基地攻撃 ロシア軍、NATO支援けん制

 【ジェシュフ(ポーランド南東部)=蜘手美鶴】ウクライナに侵攻中のロシア軍は十三日、西部ヤボリウの軍事基地「国際平和維持・安全保障センター」を攻撃し、ウクライナメディアによると、ミサイル三十発以上が撃ち込まれ、三十五人が死亡、百三十人以上が負傷した。現場はポーランド国境まで約二十キロの地点で、数カ月前まで北大西洋条約機構(NATO)とウクライナ軍の合同訓練が行われていた。
 ロシア国防省は「(ミサイル攻撃で)ヤボリウの基地の外国人らを殺した」と声明を発表。ウクライナに武器供与などの軍事支援を続けるNATOをけん制する狙いとみられる。
 ロシア軍は北部、東部、南部でも都市への無差別攻撃を続けており、砲撃が続く南東部マリウポリでは住民二千百人以上が死亡したと市当局が発表した。欧米メディアによると、首都キエフ郊外のイルピンでは十三日、米国人ジャーナリストがロシア軍から銃撃を受けて死亡した。また中部の主要都市ドニプロも十一日からミサイル攻撃を受けている。
 ゼレンスキー大統領は十三日、「人道回廊」を通じて約十二万五千人が避難したが、マリウポリでは四十万人以上が避難できずにいると訴えた。国連のまとめで... (後略)
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