[2022_03_01_01]茨城の東海第2原発 安全工事を再延期 24年9月完了に(茨城新聞2022年3月1日)
 
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茨城の東海第2原発 安全工事を再延期 24年9月完了に

 日本原子力発電(原電)は28日、東海第2原発(茨城県東海村白方)の再稼働の前提となる安全対策工事について、終了時期を現行の今年12月から1年9カ月延期し、24年9月に変更すると発表した。併せてテロ対策用の「特定重大事故等対処施設」(特重施設)の完成も23年10月から同じく24年9月に変えた。
 原電は同日、原子力規制委員会に安全対策工事の工事計画変更届と特重施設の工事計画認可申請を提出した。
 原電によると、延期の原因は、昨年12月に原子力規制委から特重施設の設置計画が許可されたのに伴い、全体的な工期が拡大したため。原子炉格納容器の破損防止対策として独自の設備を設けるなど内容を見直した。
 安全対策工事の終了時期は当初、「21年3月」だった。原電は20年1月に「22年12月」に延期を発表していた。
 原電は「東海第2のさらなる安全性・信頼性向上を目指し、引き続き、原子力規制委の審査に真摯(しんし)に対応するとともに、新規制基準に基づく安全性向上対策工事を安全第一で進め、地域の皆さまへの説明を尽くしたい」とのコメントを出した。

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