[2021_12_15_07]15日曲技飛行訓練 三沢基地上空/県、市など中止要請(東奥日報2021年12月15日)
 
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15日曲技飛行訓練 三沢基地上空/県、市など中止要請

 米軍三沢基地は14日、F16戦闘機1機が15日に25分ずつ2回、デモフライト(曲技飛行)訓練を実施すると三沢防衛事務所に伝えた。連絡を受けた県や三沢市、東北町は14日、「危険」「ごう音が響き市民に不安や苦痛を与える」などとして、米軍三沢基地司令官と東北防衛局長に訓練中止を要請した。
 三沢基地周辺町内連合会も同様に要請。種市光雄会長は「タンク投棄事故からまだ2週間。いつも中止を求めているが、今回は特に実施してほしくない」と述べた。
 デモフライトは操縦士の技量の維持・向上が狙い。通告は2019年度が84回、20年度81回で、このうち実施はそれぞれ53回、52回だった。深浦町内へのタンク投棄事故後は初めて。
 基地上空の訓練空域で急上昇や急旋回、機体を回しながらの急降下を伴い、市街地にごう音が響く。三沢市などは、三沢基地航空祭が目的の場合以外は全て中止を要請している。14日の要請は県と市、東北町いずれもタンク投棄に伴うものではなく、従来通りの対応という。
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