[2021_12_09_05]米軍、燃料流入の融雪溝を洗浄/深浦(東奥日報2021年12月9日)
 
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米軍、燃料流入の融雪溝を洗浄/深浦

 米軍三沢基地のF16戦闘機が燃料タンク2個を青森県深浦町内に投棄した問題で、米軍関係者が9日、1個目のタンクが見つかった町役場近くの現場で、燃料が入り込んだ融雪溝を洗浄した。
 三沢基地内で下水処理に使われる、吸引機能がある大型の専用車が出動。米軍関係者7人が融雪溝のふたを開け、燃料の混じった水を吸い取ったほか、内部を高圧洗浄。スコップを手に泥もすくった。
 洗浄した範囲は134メートルで、作業は午前7時ごろ始まり午後1時すぎに終了。この間、付近の国道101号は片側通行となった。
 米軍関係者は町の要請を受け、6日にも融雪溝で燃料を取り除く作業を行ったが、町が引き続き洗浄を要請していた。9日、現場を確認した深浦町建設課の熊沢誠智課長は「やっと解決してほっとしている。当初はきちんと対応してくれるか不安だったが、丁寧に作業してくれて感謝している」と話した。
 投棄されたタンクで破損した柵の一部は業者が既に修復。現場の芝生については、燃料の揮発状況を判断しながら来年春にも張り替える見込み。
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