[2021_12_08_13]風間浦村 冨岡村長「原子力関連施設などの誘致検討で調査へ」(NHK2021年12月8日)
 
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風間浦村 冨岡村長「原子力関連施設などの誘致検討で調査へ」

 風間浦村の冨岡宏村長は、原子力関連施設などの村内への誘致を検討するにあたっての調査を始めると明らかにしました。
 冨岡村長は7日の村議会で議員からの質問に対し、今後、原子力関連施設などの村内への誘致を検討するにあたっての調査を始めると答弁しました。
 原子力関連施設については、原子力発電所や高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の最終処分場、それに隣のむつ市で建設中の使用済み核燃料の中間貯蔵施設などは、建設に適した場所がないことなどから誘致の対象とはしないとしています。
 冨岡村長は津波で浸水するおそれがあるとされ、高台への移転が検討されている役場庁舎の整備に数十億円規模の費用が見込まれるほか、ことし8月の大雨で被害を受けた村の施設の復旧にも多額の費用がかかるとしていて、原子力関連施設などの誘致が実現した場合は、国からの交付金などを役場の整備や災害復旧のための費用などにあてるとしています。
 冨岡村長は「さまざまな可能性を探るためにこれから情報収集を始めるという段階だが、自分ひとりで判断できることではないので、しっかりと住民や議員の意見を聞きながら判断していきたい」と話していました。
 風間浦村の冨岡宏村長が、7日の村議会で原子力関連施設などの村内への誘致を検討するにあたっての調査を始めると明らかにしたことについて、三村知事は「村議会でそういう話が出たということだが、情報収集の段階ということなので、特に申し上げることはない」と述べました。
 県によりますと、6日、冨岡村長から、村議会で原子力関連施設の誘致に関連した質問が出ていて「広く情報収集を進める」とする答弁を予定していると連絡があったということです。
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