[2021_12_05_01]タンク投棄のF16、三沢基地に帰還(東奥日報2021年12月5日)
 
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タンク投棄のF16、三沢基地に帰還

 先月30日夜、燃料タンクを青森県深浦町に投棄後、青森空港(青森市)に緊急着陸した米軍三沢基地(三沢市)のF16戦闘機は5日午後、同空港を離陸し、基地に帰還した。
 米軍関係者が同日午前10時ごろから同空港のエプロン(駐機場)で最終整備と点検を行った。東北防衛局によると同11時半ごろ、三沢基地のティモシー・マーフィー副司令官から「戦闘機の整備・点検は終了した。経験あるパイロットが安全に飛行する」と同局に連絡があったという。
 午後3時半、機体は三沢基地に向け離陸し、同44分、基地の滑走路に着陸した。着陸前、消防車両が事故などに備えて滑走路脇に待機した。
 F16は30日午後6時ごろ、エンジンの油圧が下がり続ける警告が表示されたため、深浦町内にタンク2個を投棄し同空港の滑走路に緊急着陸。エプロンに移された後、米軍関係者による機体整備が続けられていた。タンクは深浦町の住宅近くや山中で発見された。
 投棄問題を巡り、防衛省が米軍に安全確認を終えるまでF16の飛行中止を要請したが、三沢市は2日、基地周辺で同型機の飛行を確認。三村申吾知事は3日、岸信夫防衛相との会談で、飛行再開について抗議の意思を示した。
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