[2021_12_04_01]陸自と米海兵隊による日米共同訓練始まる 八戸など全国各地で 三沢にオスプレイ(東奥日報2021年12月4日)
 
参照元
陸自と米海兵隊による日米共同訓練始まる 八戸など全国各地で 三沢にオスプレイ

 陸上自衛隊と米海兵隊による日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン21」が4日、青森県八戸市など国内各地で始まった。陸自第9師団(青森市)の第5普通科連隊を中心とした約1400人、米海兵隊員約2650人が参加。17日まで、対艦戦闘や空中機動作戦、攻撃ヘリの射撃などの訓練を行う。
 訓練は沖縄県の基地負担軽減のため、2016年の日米合意に基づき実施。訓練地は八戸市のほか宮城県や岩手県、北海道などの演習場。5日から本格的な訓練に入り、時間は午前7時〜午後9時。航空機の夜間飛行も想定されている。
 八戸市では、陸自八戸駐屯地に隣接する八戸演習場で対艦訓練を行う。期間中、米海兵隊のC130輸送機が米軍の高機動ロケット砲システム「HIMARS」を海自八戸航空基地に降ろし、六ケ所対空射撃場で運用シミュレーションを行う。いずれも実弾は使わない。
 訓練で輸送機MV22オスプレイの整備・補給拠点となる三沢市の米軍三沢基地では、4日午前9時58分ごろ、オスプレイ2機が離陸し、編隊を組んで南方へ飛び去った。防衛省は、MV22が訓練に10機程度参加するとしている。
 また東北防衛局は同日朝、同市三沢の招和台に測定装置を設置し、騒音調査を始めた。職員2人が機体を観測しながら、離陸時の騒音などを調べた。調査では基地周辺に常設している自動測定装置も活用する。
KEY_WORD:墜落落下事故_: