[2021_12_03_02]震度5弱 御坊市役所 耐震基準満たさず 職員が建物外に避難(NHK2021年12月3日)
 
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震度5弱 御坊市役所 耐震基準満たさず 職員が建物外に避難

 2021年12月3日 11時33分
 御坊市によりますと市役所の建物は安全性の確認が必要だとして、午前10時半現在、ほとんどの職員が建物の外に避難しているということです。
 このため、防災担当の職員など10数人が建物内に残り、情報収集などにあたっているということです。

 市役所の建物は耐震基準満たさず 震度6以上で倒壊の恐れ

 震度5弱を観測した和歌山県御坊市の市役所庁舎は昭和48年に建てられた地下1階、地上5階建ての建物です。
 3日朝の地震で、窓ガラスが20枚以上割れる被害がでたということです。
 御坊市によりますと耐震化されておらず、震度6以上の揺れで倒壊のおそれがあるということです。
 新たな庁舎を現在の建物の南側に建設していて再来年に建物が完成する予定です。

 市役所職員「駐車場に職員およそ100人」

 御坊市役所の職員によりますと、廊下を歩いている時に強い横揺れがあり、その後、庁舎の外の駐車場まで避難したということです。
 駐車場にはほかにも職員およそ100人と数十人の市民が避難していたということです。
 庁舎内では机の上のものが散らばったり、棚のものが落ちたりするようなことはなく、けがをした人の情報もないということですが、20枚ほどの窓ガラスにひびが入っているのが見つかったということです。
 御坊市では現在、市役所の庁舎の建て替え工事を進めていて、市役所のとなりの施設に災害対策本部を設置して被害情報を確認する作業にあたっています。
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