[2021_12_01_06]東海第二原発 テロ対策施設が事実上の“合格”(テレ朝2021年12月1日)
 
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東海第二原発 テロ対策施設が事実上の“合格”

 原子力規制委員会は茨城県東海村にある東海第二原発のテロ対策施設が新規制基準に適合しているとして、審査書案を取りまとめました。
 今後、経済産業大臣などの意見聴取を経て正式合格します。合格すれば、沸騰水型と呼ばれる原発のテロ対策施設としては初めてとなります。
 テロ対策施設は原発に航空機が突入することなどを想定した施設で、原発の号機ごとに設置が義務付けられています。
 一方、東海第二原発を巡っては、30キロ圏に94万人の人口を抱えていて、避難計画の策定は難航しています。
 今年3月、東海第二原発の運転差し止めを住民が求めた裁判で、水戸地裁は「避難計画や、それを実行する体制が整えられているというにはほど遠い状態にある」などとして住民の訴えを認め、日本原子力発電に運転差し止めを命じる判決を言い渡しています。
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