[2021_11_25_07]現代建設、小型モジュール原子炉事業に本格進出(KOREA ECONOMIC DAILY2021年11月25日)
 
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現代建設、小型モジュール原子炉事業に本格進出

 現代建設は24日、原子力分野のリーディングカンパニーである米ホールテックインターナショナルと小型モジュール原子炉の開発と事業の同伴進出に向けた協力契約を締結したと発表した。
 米ニュージャージー州のホルテック本社で行われた契約式には、ユン・ヨンジュン現代建設社長(写真右)、クリス・シング・ホルテック最高経営者(左)らが出席した。両社は契約によって商業化モデルを共同で開発し、マーケティングと入札にも協力することにした。
 ホルテックのSMR-160モデルは、160メガワット級軽水炉型小型モジュール原子炉だ。砂漠や極地など、地域や環境的制限のあるところにも配置できるというのが特徴だ。福島原発事故、テロなどの仮想危険シミュレーションで安全性を確認した。モジュール化を通じて小規模な敷地に設置できるため、大型原発に比べて敷地選定が相対的に自由だ。また、小型モジュール原発を配置した後、必要なら従来の原発と連携することもできる。
 SMR-160モデルは米エネルギー省の「次世代原子炉実証プログラム」モデルに選ばれるなど安全性と商業性で高い評価を受けている。カナダ原子力委員会(CNSC)の原子炉設計予備許認可1段階を通過し、米原子力委員会(USNRC)の常時設計許認可承認手続きが進められている。
 現代建設は今回の契約で、環境配慮型・低炭素新事業領域の拡大を通じた未来対応力の強化、北米市場への参入など基盤を固めたと評価されている。ユン社長は「受注・施工中心から脱し、建設前段階のソリューション企業に転換する土台を作った」とし「建設自動化、スマートシティなど新事業推進に総力を傾ける」と述べた。
ウン・ジョンジン
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