[2021_11_09_09]萩生田経産大臣が青森県を訪問 六ヶ所再処理工場で操業を推進と訓示 岸田政権の原子力回帰鮮明に! 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)(たんぽぽ舎2021年11月9日)
 
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萩生田経産大臣が青森県を訪問 六ヶ所再処理工場で操業を推進と訓示 岸田政権の原子力回帰鮮明に! 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

 ◎NHKなどによると、萩生田光一経産大臣は11月8日に青森県庁を訪問、三村申吾知事、その後に再処理工場と六ヶ所村役場を訪れ戸田衛村長と会談したそうです。
 大臣は「原子力政策の中核の1つである核燃料サイクルを着実に進めて参りたい。再処理工場などの竣工や操業に向けた準備を官民一体で進めるとともに、使用済み燃料対策などを一層推進して参りたい」などと語ったというのです。

◎ 今しなければならないのは、本来は行き詰まった核燃料サイクル政策を転換するため青森県に貯蔵されている再処理残渣の高レベル放射性廃棄物や使用済燃料などをどうするか、国と県と、そして市民との間で対話を通じて解決するために、その話し合いを始めようと呼びかけることです。
 実行不可能なことをことさら、県に伝えたことで、さらに今後の「撤退」の道筋が困難なものになりました。

◎ これは、河野太郎元経済再生担当大臣が総裁選において「核燃料サイクル政策を見直す」とし、「再処理工場の中止」を主張したことに対する、原子力産業側の反撃です。
 こうした地方自治体を使って(あるいは通じて)の、再稼働推進からリプレース(原発の建て替え)、新規建設にいたる攻撃がこれから活発化すると考えるべき問題だと思います。
 政権に対して再処理工場の稼働を認めない、許さない運動がますます重要になっていることを示す報道です。

NHK「経済産業相 核燃料サイクル政策推進の方針 知事に説明]
https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20211108/6080014255.html
KEY_WORD:河野氏_核燃サイクルやめる発言_:ROKKA_: