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原発事故賠償過少算出問題 東電 果樹農家への賠償額見直し（福島県）
　原発事故の賠償をめぐり、東京電力が福島県内の一部の果樹農家に対し適正な賠償額を支払っていなかった問題で、東電が賠償額の算定に使う変動係数を見直しました。
　この問題は、東京電力がおととしから去年に渡り、県内の個人で請求したブドウやナシ農家などに対し適正額よりも低く賠償していたもので、県農民連の指摘によって明らかになりました。
　東電は指摘のあった品目について、これまで「取引量が少ないため係数が算出できない」としていましたが、全国の卸売市場での平均価格のデータをもとに賠償額の算定に使う変動係数を見直しました。
　変動係数は大きいもので3倍近くになった品目もあり、東電は今後、速やかに差額があった農家に補てんをすることにしています。