[2021_10_28_06]小川原湖上空で米軍オスプレイ訓練か(東奥日報2021年10月28日)
 
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小川原湖上空で米軍オスプレイ訓練か

 青森県東北町の小川原湖上空に27日夜、オスプレイとみられる機体が飛来した。米軍横田基地(東京都)の輸送機CV22オスプレイが飛行訓練を行った可能性が高いとみられる。小川原湖上空での訓練は、事前通告なしで7月1日に実施して以来、約4カ月ぶりとなる。
 東奥日報取材によると、小川原湖周辺では27日午後6時すぎから断続的に飛行音が響き、三沢市の小川原湖畔キャンプ場付近からは、オスプレイとみられる機体が湖上を飛ぶのが見えた。同7時ごろには、オスプレイが回転翼の端を緑色に光らせながら三沢基地の上空に出現、滑走路西側に着陸したのが確認された。
 米軍は当初、訓練を6、7日に実施−と通告していたが「27、28日」に延期した。訓練時間は午後6時半〜同8時半の間の1時間程度とされる。
 東北防衛局の担当者は27日午後8時半、「現地で三沢防衛事務所職員がオスプレイのような音を確認した。米軍から連絡は来ていない」と語った。一方、訓練の在り方についての日本政府と在日米軍司令部間の協議の進捗(しんちょく)状況について、防衛局に新たな情報は入っていないという。
 訓練は「隊員の技能の維持・向上のため」で、機体からロープをつり下げて乗組員を降下させる「ホイスト」、航空機を着水させることなく乗組員を降下させる「ヘリキャスト」の各訓練が計画されていた。米軍は訓練場所に小川原湖を選んでいる理由について「(日米地位協定に基づく米軍への)施設・区域内には訓練に適した場所がない」と説明しているという。
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