[2021_10_26_01]柏崎刈羽原発の核セキュリティー不備問題 原子力規制委が東電の再発防止策などを現地で検証(テレビ新潟2021年10月26日)
 
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柏崎刈羽原発の核セキュリティー不備問題 原子力規制委が東電の再発防止策などを現地で検証

 柏崎刈羽原発の核セキュリティーの不備問題で、原子力規制委員会は10月26日から東京電力の再発防止策などを検証する本格的な追加検査を始めました。
 柏崎刈羽原発をめぐっては、IDカードの不正使用や核物質防護設備の一部機能喪失などが相次いで発覚。原子力規制委員会は“改善された”と判断されるまで事実上の運転禁止を命じています。
 こうした中、東京電力はことし9月、再発防止策などをまとめた報告書を原子力規制委員会に提出。これを受け、原子力規制委員会は10月26日、柏崎刈羽原発に検査チームを派遣。本格的な追加検査が始まりました。
 〈原子力規制庁/熊谷直樹検査官〉
 「核セキュリティー文化だとか安全文化が、現場の第一線の方にどのように根付いているのかというところも検査を通じて確認します。」
 今回の現地検査は2日間行われ、関係者への聴き取りを行ったり設備を見て回ったりして、東電の報告書にある36項目の再発防止策について実施状況や効果などを確認します。
 また、一連の核セキュリティーに関する問題が、東京電力全体にある問題なのか、柏崎刈羽原発だけの問題なのかも把握したいとしています。
 〈柏崎刈羽原子力規制事務所/渡辺健一所長〉
 「我々の質問に対して、しっかり説明をしていただいたし、対応していただいたとは感じています。追加検査は始まったばかりなのでこれから詳細について確認していこうという状況です。」
 原子力規制委員会によりますと、追加検査は1年以上かかる見通しです。
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