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【山口】上関原発建設に向けたボーリング調査 準備作業を再開出来ず
　中国電力は上関原発建設に向け計画している海のボーリング調査に向けた準備作業を1日、再開させようとした。しかし反対派住民が海域に集まるなどしたため作業に取りかかることができなかった。
　1日午前10時過ぎ、準備作業を行なうため中国電力の船が調査海域に到着したが、すでに原発建設に反対する上関町祝島の住民の乗る船が集まっていた。ボーリング調査は上関原発の建設に向け、埋め立て予定海域の下にある断層が活断層かどうか調べるもの。中国電力はボーリング調査の実施に向け、今年6月末から準備作業を行なおうとしたが反対派の船が集まるなどしたため、7月中旬から作業を一時中断していた。1日に作業を再開させようとしたが、この日も反対派住民が海域から出るよう求める中国電力の説得に応じることはなく、作業を行なうことができなかった。ボーリングを行なう為に県が認めた海域の占用許可は10月6日が期限となっている。