[2021_07_13_03]原子力規制委が東電本店に立ち入り検査 柏崎刈羽のテロ対策不備で(TBSNEWS2021年7月13日)
 
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原子力規制委が東電本店に立ち入り検査 柏崎刈羽のテロ対策不備で

 新潟県の柏崎刈羽原発でテロ対策の不備が相次いで発覚した問題で、原子力規制委員会は13日、東京電力の本店へ立ち入り検査に入りました。
 東京電力の柏崎刈羽原発では去年9月以降、テロ対策の不備が相次ぎ、原子力規制委員会は事実上の「運転禁止」となる是正措置命令を出し、事実関係の調査などを行っています。
 13日は検査チームのメンバー4人が東京電力の本店へ立ち入り検査を行い、社内文書の確認のほか、小早川智明社長から直接、聞き取りを行い、当時の認識やどこまで情報が共有されていたかなど経営トップの関与について調査しました。
 「事案が生じたときに、まず一報をきちんと共有するということについては、ちょっと確定をしておりませんけど、基本的にはされていたのではないかと思っています。ただ一方で、社長にどこまで細かな現場の状況であったり、実際にどういう不具合があったのかということを共有するかということになりますと、セキュリティ事案であるということの故の情報の取り扱いの問題で、必ずしも十分な状況認識、あるいは詳細な状況が伝わっていなかったのではないか」(原子力規制庁 追加検査チーム 金子修一チーム長)
 原子力規制委員会は引き続き東電内部の実態調査を進め、9月までに提出を求めている再発防止策の検証に活かすことにしています。(13日16:59)
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