[2021_07_02_06]在日米空軍機オスプレイ、小川原湖上で訓練か 漁協に予告なく/東北防衛局「事実確認中」(東奥日報2021年7月2日)
 
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在日米空軍機オスプレイ、小川原湖上で訓練か 漁協に予告なく/東北防衛局「事実確認中」

 在日米空軍の輸送機CV22オスプレイが6月30日と7月1日の夕方、1時間以上にわたり青森県東北町の小川原湖の上空を飛行した。湖面ぎりぎりまで高度を下げて飛んだり、上空を繰り返し旋回したりしたほか、機体の下方で人のようなものが上下するなど訓練とみられる動きもあった。地元小川原湖漁協の組合員がウナギのはえ縄、刺し網漁を操業する時間帯だったが、漁協に対し、飛行についての予告はなかった。
 1日は午後6時ごろ、2機が湖の上空に出現。このうち1機は、エンジンを収容する両翼端の円筒部分「エンジンナセル」をほぼ垂直にし、ヘリコプターのように垂直離着陸ができる飛行モードでホバリング。時折、垂らされたロープ伝いに人のようなものが降下したり、引き上げられるのが見えた。
 もう1機は、エンジンナセルを水平にした固定翼モードで、ホバリング中の機体の周辺を警戒するかのように、上空をゆっくりと繰り返し旋回した。
 このほか、湖面ぎりぎりまで高度を下げた状態での飛行も行った。機体は水しぶきを上げながら、ゆっくり水平に移動した。
 CV22は機体側面の記号や番号などから、2018年10月に正式配備された米軍横田基地(東京都福生市など)所属の機体とみられる。東北防衛局によると、三沢基地には19年夏までの1年間に計40回飛来した。現在は他の米軍機と同様に通告がなく、飛来の回数などを把握していない。
 東北防衛局は「米軍横田基地広報部に事実確認中」、東北町建設課は「事案発生の情報は入っており、三沢防衛事務所に詳細を問い合わせ中。町に対し、町民から苦情は寄せられていない」としている。
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