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関電“高浜原発１・２号機”再稼働の条件であるテロ対策工事が期限に間に合わず
　関西電力は福井県高浜町にある高浜原発１号機と２号機について、再稼働の条件として国に求められているテロ対策工事が今年６月までの期限に間に合わないと発表しました。
　運転開始から４０年を経過した高浜原発１号機と２号機は、国が運転の延長を認めたことから関西電力が再稼働を目指していました。
　国は再稼働の条件として、今年６月までにテロ対策を目的とした工事の完了を求めていました。しかし、関西電力は４月２２日に『工事が想定より大規模になったことから、期限までに間に合わない』と発表しました。工事の完了時期は未定としています。
　高浜原発１号機と２号機については、高浜町の野瀬豊町長が福井県の杉本達治知事に再稼働の同意を伝えて、知事の判断が注目されていました。しかし現状では知事が同意しても再稼働できないことになります。