[2021_02_17_05]燃料装填計画「見直しを」 東電ID不正で規制委員長(日経新聞2021年2月17日)
 
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燃料装填計画「見直しを」 東電ID不正で規制委員長

 原子力規制委員会の更田豊志委員長は17日の記者会見で、東京電力が柏崎刈羽原発7号機(新潟県)の再稼働に向け、3〜4月に原子炉に燃料を装填するとしている計画を見直すべきだとの認識を示した。同原発のID不正使用問題を受け、考えを述べた。
 規制委はこの日の定例会合で、不正使用に関し、核物質を扱う事業者のルールを定めた「核物質防護規定」に違反する事実関係の把握を急ぐ方針を確認した。会見で更田氏は「東電には具体的な核物質防護策の強化を求めたい」と述べた。
 問題を巡っては、不正があったことを知らずに規制委が同原発の再稼働の前提となる審査手続きを終えていたことに対し、地元の新潟県などから疑問視する声が出ている。一部には審査のやり直しを求める意見もある。〔共同〕
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