[2021_01_29_05]原発再稼働の議論について自民党新潟県連幹部「年内の予定は立てられない」(TENYテレビ新潟2021年1月29日)
 
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原発再稼働の議論について自民党新潟県連幹部「年内の予定は立てられない」

 東京電力は1月29日、柏崎刈羽原発での社員によるIDの不正利用など一連の問題について自民党新潟県連に報告し謝罪した。小野幹事長は再稼働の議論について「年内の予定は立てられない」と批判した。
 1月29日、自民党県連の幹部が急きょ役員室に集まった。そこに姿を見せたのは…東京電力新潟本社の橘田昌哉代表だ。これまでの相次ぐ失態について謝罪と報告に訪れた。
 東京電力が再稼働を目指す柏崎刈羽原発7号機。これまでのスケージュールでは6月にも技術的には再稼働が可能になる予定だった。
 しかし、東京電力は「完了した」と発表していた7号機の安全対策工事について27日、一部の工事が完了していなかったと明らかにした。また、去年9月に社員が他人のIDカードで中央制御室に不正に立ち入った問題も発覚。
 “重要な年”に相次いで発覚した問題。報告を受けた自民党県連の小野峯生幹事長は、再稼働の議論について「予定は立てられない」と批判した。
 小野峯生幹事長「(再稼働の議論は)年内だのなんなの、巷でいわれているような予定はもうチャラだよと、元に戻ってるよと。これは言った。事業者側としての(再稼働の)スケジュール、希望等々一応伺ってはいたんだけど、そういうのはないよね。あなた方が言える状態ではないよね、ということ」
 神妙な面持ちを浮かべる橘田代表は「かなり厳しくお叱りというか、『基本的にありえない話』であるということです。この後きちんと対処をしていくという話をさせていただきました」と話した。
 また、橘田代表は花角知事への謝罪と報告について「要請があれば当然のことながら受けさせていただく」と述べた。
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