[2021_01_28_08]失態続きの東京電力に柏崎市長「度を過ぎてる」(BSN新潟放送2021年1月28日)
 
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失態続きの東京電力に柏崎市長「度を過ぎてる」

 柏崎刈羽原発でのIDカードの不正使用や、安全対策工事の一部未完了など、失態続きの東京電力に対し28日、新潟県柏崎市の桜井市長は「度を過ぎてる」と不快感を示しました。
 27日夜、新潟県刈羽村で行われた東電の住民説明会。柏崎刈羽原発7号機の安全対策工事の完了に合わせて行われたものでしたが…。

【東京電力新潟本社 橘田昌哉代表】
 「重ねておわびを申し上げる次第でございます。本当に申し訳ございません」
 12日に完了したとしていた7号機の安全対策工事のうち、6・7号機の中央制御室のある建屋で、空調に関わる装置がまだ未設置だったことが27日に発覚。また、東電の社員が、他人のIDカードを使って中央制御室に入室していたことも明らかになっています。こうした相次ぐ不手際に参加者からは…。

【参加者】
 「『安全第一』とか、『社員教育をちゃんと繰り返します』って言いながら、こういうことが起こったということは、安全教育のありようがないっていうことが明白になった」

【東京電力新潟本社 橘田昌哉代表】
 「1つとはいえ工事未了のものがあったところは、本当に申し訳なく思っています。必要な行うべき工事については取り組みを進める」
 一方、柏崎市の桜井市長は28日、相次ぐ不手際に「度を過ぎている」と不快感を示しました。

【柏崎市 桜井雅浩市長】
 「残念であるという言葉は使いましたけれども、表現しようもないほどの度を過ぎてる」
 桜井市長は東電に対し詳しい説明を求める他、規制委にも東電の「適格性」などについて見解を求める要望書を提出しました。

【柏崎市 桜井雅浩市長】
 「いまだこういった問題がでてくるという意味では、レベルは少なくとも向上はしていない」
 原発の再稼働に向け正念場を迎える東電ですが、地域の信頼をさらに揺るがす事態となっています。
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