[2021_01_27_01]東電・柏崎刈羽の不正ID問題で規制委員長が厳正に対処する考え(TBS_NEWS2021年1月27日)
 
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東電・柏崎刈羽の不正ID問題で規制委員長が厳正に対処する考え

 東京電力の柏崎刈羽原発で社員が他人のIDカードを使って発電所に入っていた問題で、原子力規制委員会の更田委員長は、「東電のセキュリティ教育はどうなっているのか」と述べ、厳正に対処する考えを示しました。
 去年9月、新潟県にある柏崎刈羽原発で、東京電力の社員が他人のIDカードを使って発電所の建屋に入っていたことが、先週、発覚しました。東電は詳細について明らかにできないとしていますが、原子力規制庁には報告していたということです。
 この問題で27日、原子力規制委員会の更田豊志委員長は、東電に対し厳正に対処する考えを示しました。
 「人のIDを借りたというのは、ちょっと聞いたことがない。原子力施設で働く人のセキュリティに関する教育といいますか、意識の問題ですね。だから、東京電力の核セキュリティ教育が、果たしてどうだったんだという話には当然なるだろうと思いますし。
 一つの事例が、制度全体、システム全体の信頼に対して大きな疑問を投げかけてしまう結果になるわけですから、規制委員会としてもこれは重く受け止めたいと思いますし、また、東京電力に対しても、そして、そこから得られる教訓については、全事業者に対して厳しい対処が迫られると思います」(原子力規制委員会 更田豊志委員長)
 また、更田委員長は自身への報告が今月19日だったことを明かし、「核セキュリティ上の問題があったとしても、すぐに報告すべきだった」と規制庁の対応に苦言を呈しました。(27日20:16)
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