[2020_12_07_01]寿都で核抜き条例案 町議、定例会提出方針(北海道新聞2020年12月7日)
 
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寿都で核抜き条例案 町議、定例会提出方針

【寿都】原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査が行われている後志管内寿都町で、町議の一人が核のごみの持ち込みを拒否する条例案を今月開かれる定例町議会(定数9)に提出する方針を固めたことが6日、分かった。
 条例案は核のごみなど放射性物質の持ち込みや処分、保管・研究に関する施設建設を受け入れないこと、文献調査に続く「概要調査」「精密調査」に進む際は住民投票を行い、結果を尊重することを町に義務付ける内容。提出する越前谷由樹町議(69)は「条例制定でこれ以上調査が進まないようにしたい」と話す。
 条例案には、越前谷氏以外に3人の町議が賛成する見通し。定例会の日程は11日の議会運営委員会で決まる。
 町に接する同管内黒松内町も7日に「核抜き条例」案が議員提案される予定で、蘭越、島牧の2町村でも同様の条例制定を目指す動きが出ている。
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