[2020_11_28_04]ALPS処理水に関する東電・エネ庁の詐欺行為!?騙す方が悪いのか、騙される方が悪いのか?(おしどりポータルサイト2020年11月28日) |
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目次 3行まとめ 福島県議の視察 日立に問い合わせ 取材まで同じ機器? BuzzfeedNews、福島民友 「情報を正確に伝える」測定? 会見での東電の回答「処理水のトリチウムを測ったわけではない」 様々な媒体も同じ測定を…毎日新聞、読売テレビ、IAEA、ニッポンドットコム 経産官僚が共犯、主導? ガンマ線の測定としても不十分 まとめ ------------------------------------------------------------------ 3行まとめ ・ALPS(アルプス)処理水の視察や取材に際し、トリチウムのβ(ベータ)線が測定できないγ(ガンマ)線の空間線量を測定する計測器を東京電力が渡し「安全性」を確認させていた。 ・ALPS処理水のトリチウム濃度は平均730,000Bq/L。告示濃度をはるかに超える高濃度トリチウムでも、東京電力が準備した計測器では絶対に測定できない。 ・取材や視察には資源エネルギー庁 木野正登・廃炉汚染水対策官もたびたび同席し、処理水を手渡したり計測したりしている。国がらみの、詐欺に近い「安全キャンペーン」である。 ※「ALPS処理水」に関する経緯、筆者の取材記事は最後に掲載している。(後述1) 福島県議の視察 ------------------------------------------------------------------ 11月10日、福島県議13名が福島第一原発の視察に行った。その報告をするツィートで気になるものがあった。 「私たちが測っているのはトリチウムを含む処理水が入ったボトルです。放射線量が極めて微力のため薄いプラスチックボトルでも、放射線量に変化はありません。」 「処理水の安全性について、その場にいた全県議が科学的に確認することができました」 県議らが手にしている測定器、日立TCS-172は、γ線の空間線量率を計測するもので、液体のトリチウム、β線は測れない。 ALPS処理水のトリチウム濃度は平均73万Bq/Lで(後述2)、トリチウムの告示濃度限度をはるかに超えるトリチウム汚染水でも、β線をとらえられないこの測定器では針が触れるわけはない。 (後略) |
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