[2020_11_28_02]トラブル事例集を改定(東奥日報2020年11月28日)
 
 日本原燃は27日、六ヶ所再処理工場(六ヶ所村)の操業に向けた取り組みの一環として、運転時に想定されるトラブルと対応を説明した事例集をホームページで公開した。既存の事例集を改定し、工場の長期停止に伴うトラブル、過去に発生した法令報告や保安規定違反などを追加。「軽微」「工場の運営に大きな影響」の2段階に分け、原因や再発防止策を掲載した。
 事例集は合計500ページを超え、運営に大きな影響を与えた事例には使用済み燃料貯蔵プール水の漏えい、非常用電源建屋への雨水侵入などを記載した。安全審査で議論された、新規制基準に基づく重大事故対策も資料としてまとめた。住民への説明会や視察、勉強会で活用する方針。
 原燃は2004年にウラン試験、06年に実際の使用済み核燃料を使ったアクティブ試験(最終試運転)を開始。その際に想定トラブルを事例集としてまとめ、説明会の参加者や関係者に配布していた。(加藤景子)
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