[2020_11_27_01]柏崎刈羽原発の安全性巡る論点−県民から広く意見募集を(新潟日報2020年11月27日)
 
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柏崎刈羽原発の安全性巡る論点−県民から広く意見募集を

 東京電力柏崎刈羽原発の安全性を議論する県技術委員会は25日、新潟市中央区で会合を開いた。柏崎刈羽原発の安全性を確認する事項に「火山・竜巻対策」を追加して計21項目とした。委員からは、さらに加えるべき論点がないかを県民から意見募集することの提案があった。
 会合では、委員の一人が「委員会が見落としているポイントを指摘してくれる可能性がある」として、県民や原発の安全性に関心のある人から広く意見を募る制度を提案した。
 事務局の原子力安全対策課は「福島第一原発事故の検証の際は県のホームページに窓口を設けていた。柏崎刈羽については検討したい」と述べた。
 このほか、東電から「原子炉格納容器の破損防止」や「火山・竜巻対策」について説明を受けた。
 委員からは、原子炉圧力容器の蓋を固定するボルトがどれだけの高温に耐えられるのかのデータを把握する必要性について指摘があった。
 県技術委は、東電福島第一原発事故の検証を踏まえて抽出した「原子炉格納容器の破損防止」「東電の原発を運転する適格性」などについて、東電から説明を受け、議論している。
 今後、東電が再稼働を目指す7号機の審査を担った原子力規制委員会からも説明を受ける。

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