[2020_11_18_01]玄海原発3号機21日再起動予定(NHK2020年11月18日)
 
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玄海原発3号機21日再起動予定

 九州電力は、定期検査中の玄海原子力発電所3号機で、今月21日に原子炉を再起動する予定です。
 また、使用済み核燃料のプルトニウムを再利用した「MOX燃料」が九州電力として初めて使用済みの燃料となり、今後、燃料プールで保管されることになりました。
 玄海町の玄海原発3号機は、安全確認のため、ことし9月から定期検査に入り、原子炉本体や原子炉を冷却する装置などの検査が行われています。
 九州電力は18日、玄海原発3号機についての今後の計画を発表し、今月21日に原子炉を再起動し、23日に発電と送電を再開しながら検査を進め、問題がなければ来月22日に営業運転を再開する見込みです。
 また、3号機では193体ある核燃料のうち76体が新しい燃料に取り替えられました。
 このうち、使用済み核燃料のプルトニウムを再利用したMOX燃料16体が、九州電力としては初めて使用済みの燃料となりました。
 使用済みのMOX燃料は、今後は、通常の核燃料と同様に使用済み燃料プールで当面の間、保管されますが、この後の搬出先については国の具体的な方針が決まっていません。
 玄海原発3号機では、平成21年にMOX燃料を使った「プルサーマル」が国内で初めて始まりましたが、今回、使用済みとなった燃料はこの時から使われていたものだということです。
 九州電力は「MOX燃料を使用済み燃料プールで保管することについては安全性に問題はないと考えています。引き続き、安全・安定運転に万全を期してまります」としています。
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