[2020_10_15_09]浜岡原発に新燃料144体搬入 8月に続き2度目(静岡新聞2020年10月15日)
 
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浜岡原発に新燃料144体搬入 8月に続き2度目

 中部電力は14日、運転停止中の浜岡原発(御前崎市佐倉)に新燃料集合体(ウラン燃料)144体を搬入したと発表した。今年の新燃料搬入は8月に続き2度目。
 同日午前、神奈川県横須賀市の核燃料加工会社「グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン」から、ステンレス鋼の輸送容器(全長約5メートル)72個に入れて大型トラック8台で運ばれた。脱原発を主張する市民団体の会員ら約10人が抗議する中、荷台をシートで覆ったトラックが車列を成して敷地内に入った。中電は今後検査を行い、4号機原子炉建屋内の燃料プールか新燃料貯蔵庫に保管する。
 新燃料は2010年6月にグローバル社に製造を発注した。同社は製造後も燃料を保管していたが、新規制基準への対応工事を円滑に行うため、早期に輸送したいと中電に要請した。4号機は原子力規制委員会の適合性審査が継続中。
 中電は8月下旬にも5号機用の新燃料142体をグローバル社から搬入している。

静岡新聞社
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