[2020_10_14_02]女川原発再稼働「現時点では白紙」と村井知事 宮城県議会委が“事実上容認”も…(仙台放送2020年10月14日)
 
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女川原発再稼働「現時点では白紙」と村井知事 宮城県議会委が“事実上容認”も…

 宮城県議会は、10月13日に女川原発2号機の再稼働を事実上、容認しました。これを受け、再稼働に同意するかが注目される村井知事が、14日、取材に応じました。再稼働への同意については「現時点では白紙」と強調しました。
 女川原発2号機の再稼働をめぐっては、13日に県議会の委員会が「再稼働に賛成する請願」を賛成多数で採択しました。
これで女川町議会、石巻市議会に続き、県議会も事実上再稼働を容認する意思を示したことになります。再稼働に同意するかの最終判断を下す村井知事は、これまで「県議会の意思を最も重視する」としてきました。
しかし、13日の県議会を受け、14日に取材に応じた村井知事は、再稼働に同意するかどうかは「現時点で白紙」と強調しました。

宮城県 村井 知事
 「『現時点においては白紙である』と受け止めていただきたい。最終的には、県議会の意思は本会議で採決され決まるもの。現時点ではその推移を見守っている状況」
 13日に委員会で採択された再稼働に賛成する請願は、来週22日の本会議で採決される見通しです。ただし、過半数を占める、最大会派の「自民党・県民会議」が、すでに再稼働を容認する姿勢であることから、本会議でも請願は採択される公算が大きく、再稼働に向けた動きがさらに加速しそうです。

仙台放送
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