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東電に花角知事　「制約しっかり履行して」（新潟県）
　柏崎刈羽原発７号機について、原子力規制委員会は２３日、運転管理のルールなどを定めた「保安規定」を了承した。花角知事は２４日の会見で東京電力に対し「書き込まれた制約をしっかり履行してほしい」と述べた。
　原子力規制委員会は２３日、東京電力が柏崎刈羽原発の運転管理ルールなどを定めた「保安規定」を了承し、７号機を巡る審査は事実上、すべて終了した。
　「保安規定」には事故が起きた場合、社長の責任や経済性より安全性を優先することなどが明記された。
　花角知事は２４日の会見で東京電力に対し次のように求めた。
　花角知事「書き込まれた制約はしっかり履行してください。文字にしてしっかり明示することが最初の一歩なんでしょうが、その上で問題は書き込んでおしまいではなくて実績と態度で示してほしい」
　再稼働をめぐり今後の焦点は地元の同意に移るが、そのことについて問われると、花角知事は「それはまさに議論をこれから始めるということしか思っていません。慎重も積極的も何も議論を始めるということ」と述べた。
　花角知事は、県の検証委員会の結果が出るまでは再稼働の議論には入らない姿勢をあらためて示した。