[2020_09_02_02]女川原発2号機“再稼働の是非”…美里町長 改めて「再稼働反対」〈宮城〉(仙台放送2020年9月2日)
 
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女川原発2号機“再稼働の是非”…美里町長 改めて「再稼働反対」〈宮城〉

 女川原発2号機の“再稼働の是非”を巡っては宮城県女川町など立地自治体だけでなく、周辺自治体での議論も重要な局面を迎えています。このうち、避難計画の策定が必要とされる美里町では、町のトップが改めて再稼働反対の意思を表明しました。

9月2日に開かれた美里町議会の一般質問。
 8月、女川町議会が事実上、「再稼働に同意」する姿勢を示したことを受け、議員側から、相澤町長の「再稼働へのスタンス」を問う質問が挙がりました。
 これに対し町長は…。

美里町 相澤清一 町長
 「私は女川原発の再稼働について、反対の考えであります。引き続き、その姿勢で対応してまいりたい」

 相澤町長は改めて、「女川原発の再稼働に反対する姿勢」を鮮明にしました。
 さらに相澤町長は、美里町や東松島市など原発30キロ圏内の5つの自治体のトップが集まる会議の開催に向けて、幹事である登米市に働きかけていることを明らかにしました。

美里町 相澤清一 町長
 「日程調整をUPZ30キロ圏内の全首長が、どこが一番、皆で協議できるかを、調整をかけていますので、必ずそのような開催の方向になる」
 その登米市の熊谷市長は9月2日の会見で、まずは実務者レベルでの会議を開く意向を示しました。

登米市 熊谷盛廣 市長
 「危機管理監に担当者会議をやってくれと指示した。そこで出たいろいろな課題をもう一度、5市町の首長会議に投げかけてみたいと思っているので、そうした形での日程調整を改めてしたいと思う」

 再稼働をめぐる村井知事の「地元同意」にも大きな影響を与えるとみられる30キロ圏内の自治体同士の意見調整は、今後、本格化しそうです。
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