[2020_08_25_04]寿都 核のゴミ波紋 漁連が知事に訴え(HTBニュース2020年8月25日)
 
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寿都 核のゴミ波紋 漁連が知事に訴え

 原発から出る「核のごみ」の最終処分場をめぐって25日動きがありました。
 後志の寿都町が処分場を選ぶ調査に応募を検討していることについて全道の漁業団体からも「待った」の声です。
 道漁連 川崎一好会長「我々一次産業に自然環境に影響があるなんとしても阻止してもらわないと大変なことになる」
 鈴木知事に対し、危機感をあらわにした道漁連の川崎一好会長。
 寿都町が検討している核のごみの最終処分場の調査への応募に反対を表明しました。
 使用済み核燃料を再処理したときに出る高レベル放射性廃棄物「核のごみ」をめぐって寿都町が大きく揺れています。
 24日行われた寿都町の片岡町長と隣接する島牧村、蘭越町、黒松内町の3町村のトップによる会談。
 島牧村 藤沢克村長「是非時間をかけて慎重に対処願うととともに住民に不安を広がっていることから文献調査の応募について再考願います」
 25日、鈴木知事は、文献調査から第2段階の概要調査に進む時には知事として反対するとあらためて明言しました。
 鈴木知事「文献調査に応募して概要調査に移行すると法律上私が意見を述べることができる、その場合は手続きに沿って反対だと」
 道漁連 川崎一好会長「まさに寝耳に水。一次産業においてこれほどのことはない」
 一方、梶山経済産業大臣は25日、処分場の調査手続きについて「知事や市町村長の意見に反して先には進まない」と話しました。
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