[2020_08_21_09]女川原発に関する住民説明会の参加者…757人 宮城県民の0.03%に留まる(仙台放送2020年8月21日)
 
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女川原発に関する住民説明会の参加者…757人 宮城県民の0.03%に留まる

 宮城県は8月19日に終了した「女川原発に関する住民説明会」の参加者が、全体で757人だったと明らかにしました。これは単純計算で県民の0.03%に留まりますが、県はさらなる説明会の予定は無いとしています。
 これは8月21日に行われた県議会・環境福祉委員会の中で示されたものです。
 それによりますと、県は8月1日から19日まで計7回実施した「女川原発に関する住民説明会」の、県民側の参加者は合わせて757人だったということです。
 村井知事はこの説明会を、再稼働に対する「地元同意」の判断材料の一つに位置付けていて、知事自身も2回出席しています。
 判断材料の一つとする重要な説明会にも関わらず、その参加者が1000人にも満たない結果に、議員からは不満の声があがりました。

佐々木功悦 県議
 「7回の説明会でていねいに説明会を行ったという思いでいるのかどうか」

県環境生活部 鈴木秀人 部長
 「出席者は多いか少ないか、いろいろ評価はあると思うが、結果として757人が直接足を運んでくれた」

金田基 県議
 「知事含めて、そういうかたい決意のもとに臨んでいたのか。『住民説明会はもうやらない』と、いかがでしょう」

県環境生活部 鈴木秀人 部長
 「現段階において住民説明会の予定はないということで答えたもの」

 単純計算では県の人口230万人に対して0.03%の参加に留まった住民説明会。
 県は、さらなる説明会の予定は無いとする一方、当日の模様は誰もが動画で視聴できるとしています。
 県によりますとこれまでに1800回の視聴があったということです。
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