[2020_07_28_04]議論開始から8年「ようやくスタートラインに」 新潟県技術委が福島原発“事故原因”報告書案を提示(NST新潟総合テレビ2020年7月28日)
 
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議論開始から8年「ようやくスタートラインに」 新潟県技術委が福島原発“事故原因”報告書案を提示

 東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を判断する前提として、県の技術委員会ではこれまで福島第一原発の『事故原因』『健康・生活への影響』『避難方法』の3つの検証を進めてきました。
 このうち、28日初めて報告書案が示されたのは2012年から議論を続けてきた福島第一原発の『事故原因』についてです。報告書案では福島第一原発事故を踏まえた課題・教訓として“地震対策”など10項目に分けてとりまとめられています。
 東京電力の事故調査委員会では、重大事故につながった電源喪失について、“津波”が原因としていましたが、県の技術委員会では“津波以外の原因で電源喪失した可能性を否定することはできない”と地震が原因による可能性も指摘しています。

【県技術委員会 中島健 座長】
 「(事故検証は)最終的に柏崎刈羽の安全性を確認するためのスタートライン。やっと、そこにもうすぐ立てるという印象」
 技術委員会では『地震対策』と『津波対策』については議論を続けていて、まとまり次第、最終的な報告書をとりまとめる方針です。
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