[2020_06_29_02]鋼鉄製の台が接触 作業員けが(NHK2020年6月29日)
 
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鋼鉄製の台が接触 作業員けが

 六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場で26日、重さおよそ700キロの鋼鉄製の台が動いて、20代の男性作業員に接触し、作業員が足を打つけがをしました。
 再処理工場を運営する日本原燃によりますと、26日、工場の中にある低レベルの放射性廃棄物を処理する建物で、廃棄物を入れる空の容器を運ぶ訓練を実施したということですが、訓練が終わり片づけが行われていた午後3時前、容器を持ち上げるための部品をクレーンで鋼鉄製の台から持ち上げた際に、台が動いて、近くにいた20代の男性作業員に接触しました。
 作業員は左足を打つけがをして、むつ市の医療機関に運ばれましたが、けがの程度は軽いということです。
 日本原燃によりますと、部品が置いてあった台は縦と横がそれぞれ2メートルほどで、高さは1.6メートル、重さはおよそ670キロで、地面に固定されていたということです。
 日本原燃は台が動いた原因を調べていて、「調査結果をふまえて、しっかりと対策を講じ、再発防止に努めていく」とコメントしています。
 再処理工場とその周辺では5月以降、作業員がけがをする事故や安全装置の故障が、今回を含めて5件相次いでいます。
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