[2020_06_16_03]がんや疑い浜通り最多 甲状腺3巡目検査、年齢・性別考慮せず(福島民報2020年6月16日)
 
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がんや疑い浜通り最多 甲状腺3巡目検査、年齢・性別考慮せず

 東京電力福島第1原発事故による健康影響を調べる「県民健康調査」検討委員会の甲状腺評価部会が15日、福島市で開かれた。県内の子どもを対象に行われている甲状腺検査のうち、2016(平成28)年度から始まった3巡目検査について、がんやがんの疑いと診断された患者の地域別割合は、いわき市、相馬市、新地町からなる浜通りが最も高いとの結果が報告された。
 ただ、この検査結果について検査主体の福島医大の担当者は「地域によって年齢や性別の割合に違いがあり、それらを考慮しない条件下での結果だ」とした。
 3巡目検査の結果を地域別で見ると、10万人当たりの患者数は浜通りが29.1人で最も多く、事故の避難区域に指定された沿岸部など13市町村が22.2人、会津地方が18.1人、中通りが6.6人だった。
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