[2020_06_10_07]六ケ所再処理の凍結 核燃政策見直し要請 脱原発団体、経産省に(東奥日報2020年6月10日)
 
 原子力規制委員会による新規制基準の審査に事実上合格した日本原燃・六ケ所再処理工場(六ヶ所村)を巡り、脱原発を掲げる「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」などは9日、国会内で集会を開き、経済産業省に対し、核燃料サイクル政策の見直し、再処理工場の稼働凍結を要請した。
 実行委などは要請書で、東京電力福島第1原発事故や余剰プルトニウム問題を踏まえ、核燃料サイクルを,見直す必要があると活摘。第三者委員会による再検討を要請した。再処理工場については、日本のブルトニウム保有量約45・7トン(2018年末)を念頭に「少なくとも海外プルトニウムの消費が終了するまで稼働の無期限延期」を求めた。
 集会で経産省の担当者は「ブルトニウムに関する指摘は課題であると認識しており、あらためて指摘されたことについてしっかりと関係者で共有したい」と述べた。 (佐々木大輔)
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