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市民団体が関電前会長らを刑事告発 「会社に損害与えた」
　関西電力が、業績が悪化した際にカットした役員報酬の一部を後で支払った問題について、市民団体が前会長らを刑事告発しました。
　市民団体は、一連の金品受領問題で豊松秀己元副社長が追加で納めた税金１２０万円分を、八木誠前会長や岩根茂樹前社長が関西電力に補填させたのは業務上横領の疑いがあると主張。
　また、八木前会長と森詳介元相談役が東日本大震災後の業績悪化時にカットした役員報酬・約２億６０００万円を補填したのは特別背任の疑いがあると主張しています。

【市民団体の会見】
　「（利用者が）自ら支払った電気代が役員個人の所得の税務費用に使われている。利用者を裏切る重大な背信行為」
　市民団体は「役員は消費者だけでなく、給与が下がった社員もだましている」と話しています。