[2019_12_05_01]第一原発の排気筒解体 手作業切断終える(福島民報社2019年12月5日)
 
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第一原発の排気筒解体 手作業切断終える

 東京電力は四日、福島第一原発1、2号機の共用排気筒を上部から解体する作業で、人による手作業での排気筒の切断を終えた。
 東電よると、作業員がゴンドラで約百十メートルの高さまで上がり、電動のこぎりで排気筒を切断した。作業は三日に始めたが、強風のためいったん中断していた。
 排気筒の解体作業は作業員の被ばく線量を抑えるため遠隔操作で実施していたが、クレーンでつり上げた切断装置の刃が十一月下旬に排気筒の上端部分で作業中に食い込んで外れなくなり、作業員が直接切断せざるを得なくなっていた。
 排気筒の高さは約百二十メートルで、上半分を約二メートルずつ輪切りにしていく計画。八月に解体を開始し、四回に分けて高さ計九・三メートル分を切り終えた。東電はこれまでの作業内容などを振り返り、施工計画や工程を見直した上で作業を再開する。

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