[2019_11_14_02]「原発安全 絶対言わない」 更田原子力規制委員長が山田東海村長発言を否定 「どんなに備えても事故はあると考えるのが基本」(東京新聞2019年11月14日)
 
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「原発安全 絶対言わない」 更田原子力規制委員長が山田東海村長発言を否定 「どんなに備えても事故はあると考えるのが基本」

 茨城県東海村の山田修村長が雑誌の対談で、村に立地する日本原子力発電東海第二原発の再稼働を容認するような発言をした問題を巡り、原子力規制委員会の更田豊志委員長は13日の定例記者会見で、山田村長の「(原子力)規制庁が、十分に安全性は高まっている、と言うべきだ」との発言を、「絶対に申し上げるつもりはない」と否定した。
 山田村長は対談で、東京電力福島第一原発の事故を受けて厳しい新規制基準ができたとして「論理的に考えれば、同じような事故はまず起こらないと思うはずだ」と述べ、規制庁に安全だと説明するよう求めていた。
 更田委員長は、規制当局だった旧原子力安全・保安院が原発の安全の宣伝に関わっていたことを「大きな反省の一つ。やってはいけないことだ」と指摘。
 「どんなに備えても事故はあると考えるのが基本」として、安全性の説明は原発事業者が自らすべきだという考えを述べた。
           (11月14日東京新聞朝刊3面より)

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