[2019_10_11_07]関経連会長、金品受領の関電・八木前会長を「あってはならない」と批判(毎日新聞2019年10月11日)
 
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関経連会長、金品受領の関電・八木前会長を「あってはならない」と批判

 関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)は11日、金品受領問題の責任を取って関西電力の会長を9日付で辞任した八木誠氏について「(金品受領は)経済界の長としてあってはならない」と批判した。京都市内で記者団の質問に答えた。八木氏は関経連副会長も9日付で辞任している。
 松本会長は「原発は日本のエネルギー政策の根幹」と前置きして、「全ての国民が(原発の)動向に注視している中で、疑義を持たれることが起きた」と述べた。金品受領問題は八木氏ら関電幹部20人が、高浜原発のある福井県高浜町の元助役(故人)から約3億2000万円相当を受け取っていた。
 2025年大阪・関西万博の会場建設費のうち約200億円を関西経済界で賄う枠組みがあり、関経連に会長・副会長を出す企業が中心に分担する。15億円を負担する計画の関電の副会長は不在になったが、松本会長は「(関電は費用を)出す前提でやっていただいている」との認識を示した。関電の今後の財界活動についても「ご協力いただけるのではないか」と期待感を示した。【釣田祐喜】
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