[2019_08_27_02]<北海道>”核のゴミ”釧路説明会が大紛糾(HTB北海道テレビ2019年8月27日)
 
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<北海道>”核のゴミ”釧路説明会が大紛糾

 原発から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のゴミ」。この最終処分場をどこに作るのかまったく見通しが立っていませんが、26日に釧路では騒然とするなか説明会が開かれました。
 26日の冒頭反対集会「こうした説明会は絶対に許せないと思っている」
 反原発を訴える団体が抗議の声をあげるなか、釧路で初めて開かれた資源エネルギー庁などによる「核のゴミ」の説明会。
 参加者「基本的な質問ぶつけたうえでテーブルでの討議に(普通)なる。おかしいと思いませんか」
 グループに分かれて討論するという説明会の形をめぐり、参加した住民が異議を唱える場面もあった。
 核のゴミ。原発で使ったあとの燃料を再処理する際に出てくる高レベル放射性廃棄物だ。その最終処分場。放射性廃棄物をガラスで固めて特殊な容器に入れ、深さ300メートル以下に貯蔵する計画だが、処分場をどこに作るのか、決まっていない。そこでおととし資源エネルギー庁は、どの地域が処分場に適しているかを色分けした「科学的特性マップ」を公表。濃い緑色の地域が火山や活断層などの影響がなく輸送面も含めて「好ましい」とされるエリア。道内では沿岸部の多くが濃い緑色で塗られている。これまで、釧路から根室にかけての地域を処分場に適した場所にあげる専門家もいて、地元では以前から不安の声があがっていた。
 国はこうした説明会を全国で90回以上、道内でも5回行っていて、広く国民の理解を得たい考えだ。
 資源エネルギー庁放射性廃棄物対策課・来島慎一課長補佐は「最終処分問題が社会全体の課題と共有したい思いから全国各地を回らせてもらっている。(地域に)丁寧に説明しても反対の意見・意向があれば、我々(国)としては当然無理に進めることはない」と話しています。

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