[2019_08_10_02]鉄筋切断の火花原因 原燃敷地内 枯れ草火災(東奥日報2019年8月10日)
 
 日本原燃は9日、六ヶ所村の同社敷地内にある緊急時対策所の建設現場で今年3月に約37平方メートルを焼く枯れ草火災が発生したことについて、鉄筋の切断作業中に火花を遮るための部品(火花受け)が外れ、飛び散った火花が枯れ草に引火したことが原因とみられると発表した。
 原燃によると、作業前は鉄筋を切断するカッターに火花受けが設置されていたが、劣化により落下した。カッターの上部には別の火花受けが付けられていたため、作業員からは火花受けが落下したのが見えなかったという。
 再発防止策としてカッターの火花受けを鉄板で補強した新品に交換したほか、火花受けの緩みや損傷を確認することを点検項目に新たに追加し、原燃と元請け会社の双方が立ち会い点検することとした。また、カッターを使う際は周辺を不燃シートと鉄板で覆うなど対応を強化する。(加藤景子)
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