[2019_07_20_03]福島第2原発、廃炉を7月中に正式決定 東電HDが方針固める(毎日新聞2019年7月20日)
 
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福島第2原発、廃炉を7月中に正式決定 東電HDが方針固める

 福島第2原発(福島県楢葉町、富岡町)1〜4号機の廃炉について、東京電力ホールディングス(HD)が今月内に開く取締役会で正式に決定する方針を決めた。2011年3月の福島第1原発事故後、第2原発の全4基も運転を停止していた。第1原発は既に全6基の廃炉が決まっており、地元が求めてきた福島県内の全原発の廃炉が実現する。
 第2原発の廃炉費用は計約2800億円と見積もられている。近く福島県の内堀雅雄知事に決定を伝え、今年度中に廃炉計画を原子力規制委員会に提出する。廃炉作業は約40年かかる見通しだ。
 第2原発は1982年に1号機が営業運転を開始。東日本大震災に伴う津波の被害で全4基が運転を停止した。被害の少ない2〜4号機は、原子力規制委員会の審査に合格すれば再稼働の可能性が残っていたが、地元の根強い反対を受け、東電HDは昨年6月に廃炉方針を表明していた。【中津川甫】

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