[2019_07_09_09]日本原電は7/3公開質問状も受け取り拒否!(署名に続いて) 村松衛原電社長は「地元に最大限の誠意をもって対応している」と言っているのに…横田朔子 (たんぽぽ舎ボランティア)(たんぽぽ舎2019年7月9日)
 
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日本原電は7/3公開質問状も受け取り拒否!(署名に続いて) 村松衛原電社長は「地元に最大限の誠意をもって対応している」と言っているのに…横田朔子 (たんぽぽ舎ボランティア)

◎ 「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」と「再稼働阻止全国ネットワーク」の共催で、毎月第1水曜日17時より日本原電本店前(秋葉原)で抗議行動を行っています。
 昨年11月、原子力規制委員会は無謀にも老朽・被災した40年超えのオンボロ原発である東海第二の20年運転延長を認可しました。
◎ 一方日本原電の村松社長は「地元に最大限の誠意をもって対応している」(2019年6月21日の東京新聞報道)と言ったにもかかわらず、昨年6月から取り組んだ署名(第1弾)約5万筆や申入書等の受け取りをいまだに拒否し続けています。
 国内で「わが社の事業方針と異なる内容の署名、申入書は受け取れない」と言ってはばからない企業は日本原電だけではないでしょうか。
◎ 私たちは、7月3日抗議集会中、以下の「公開質問状」を日本原電村松社長に提出しようと、前日総務室の担当者に電話で申し入れをおこなった上、当日は本店の1階ロビーで粘り強く折衝しましたが、受け取りを拒否されました。
 挙句の果てには、折衝中に上野警察の警官が3名やってきて「通行人からもめていると通報があった(そんな事実は私たちは聞いていない)」と割り込んできましたが、私たちは冷静に対応し帰ってもらいました。
◎ 東電は、事実上経営破綻している日本原電の東海第二原発再稼働を推進するために1900億円もの資金援助をおこなおうとしています。
 危険きわまりない東海第二原発の再稼働を止めるためには、原電と東電に対して攻勢的に攻める運動が今最も重要だと思います。
 そのために私たちは、メディアや議員にも呼びかけ、東海第二原発を止めろ!の世論を高める運動・原電本店への申し入れ等を強めていきたいと思っています。
※7/3「公開質問状」を紹介します。
日本原子力発電株式会社取締役社長 村松 衞 様
           公 開 質 問 状
      2019年7月3日 とめよう!東海第二原発首都圏連絡会
 東海第二原発は2011年3月11日の際、過酷事故寸前だった被災原発で、稼働40年を超えた老朽原発です。30km圏内には94万人が生活し、都心まで116kmの人口超過密地帯の首都圏原発です。
 首都直下型地震や茨城県沖の大地震がいつ起きてもおかしくないという現状で、極めて危険な東海第二原発の20年運転延長に対して、首都圏の住民の不安は従来にも増して高まっております。
 私たちは、東海第二原発の速やかな廃炉を切に願い、貴社に以下の公開質問状を提出いたします。誠意ある文書回答を強く求めます。
 
1.政府の地震調査委員会は、今後30年以内に茨城県沖でM7を超える地震発生確率を80%と予測しています。
 この新たな状況下で貴社は、東海第二原発の20年運転延長の危険性についてどのように再検討し決定されたのでしょうか。決定の根拠も示して下さい。
2.2011年3月11日以後義務づけられた「特定重大事故等対処施設」(以下「特重施設」)について、九州電力の川内原発1号機は建設期限までに完成できないため、2020年3月18日運転中止が確実視されています。
 貴社はまだ「特重施設」の設置許可申請を提出していないと新聞報道されていますが、事実ですか?事実であれば未提出の理由を示して下さい。
 これまで5万筆余の署名等の受取りを貴社のみ拒否し続けています。2019年6月21日の東京新聞報道によれば、貴社の村松社長は「地元に最大限の誠意をもって対応している」と述べています。
 地元首都圏の私たちに対し、署名はもとより、この公開質問状についても誠意ある文書回答を強く求めます。
◎回答期限:2019年7月19日(金)
◎回答先:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」
  住所:東京都千代田区神田三崎町2-6-2
              ダイナミックビル5階たんぽぽ舎気付
  電話:070-6650-5549

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