[2018_11_24_70]大地震の影響(「大噴火が少なすぎる近年の日本」講演資料#70)(島村英紀2018年11月24日)
 
【島村】M9を超える地震はモーメント・マグニチュード(Mw)で計算しますので、地震計が近代的になってから分かるようになってきました。1960年ごろから、Mwで計算できるようになった。環太平洋では、東北地方太平洋沖地震を含めて、M9を超える地震は7つ(※)知られています。東北地方太平洋沖地震のぞいた地震は全て、地震から数年後もしく数10年後の間に、近くで大きな火山の噴火があります。中には1000年の休止後といったものもあります。
【補足】
※当スライドを見る限りでは、1952年、1957年、1960年、1964年、2004年の5つの地震に2011年の東日本大震災を足して、6つのように思えますが、島村氏は次スライドにある2010年のチリ中部地震(Mw8.8)をM9クラスとしてカウントして、7つという値にしたのではないかと思います。
・「リスク対策.com」2016年1月25日号(Vol.53)に「巻頭インタビュー 火山噴火予知連絡会会長 藤井敏嗣氏」という記事がある。その中の「貞観地震と富士山の大噴火」というタイトルの中に「M9の地震は火山噴火を誘発」という図がある。図のみ表示の場合はココをクリック。
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