[2018_11_24_25]東日本火山帯の富士山(「大噴火が少なすぎる近年の日本」講演資料#25)(島村英紀2018年11月24日)
 
【島村】富士山の宝永噴火は1707年です。宝永火口というのがココ(山腹のくぼみ)にある。山頂ではなくて、山腹から噴火した。
【補足】
・島村氏のウェブの137頁目に当写真に関するコメントがある。以下にその内容を抜粋する。写真のみ表示の場合はココをクリック。
「宝永噴火の特徴は大量の火山灰を噴き出したことだ。噴火の噴出物量は8億立方メートルもあった。100km離れた江戸でも多くの火山灰が積もった。 江戸で降った最初の火山灰は白い灰であったが、夕方には黒い灰に変わったという。火口が移り、火山灰の成分が変化したのだった。江戸に降り積もった火山灰は当時の文書によれば5〜10cmといわれている。
 全体で、2週間続いた噴火だった。しかし、溶岩が流れ下ることはなかった。」
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