[2018_11_24_19]常時監視されている火山は50(「大噴火が少なすぎる近年の日本」講演資料#19)(島村英紀2018年11月24日)
 
【島村】気象庁は特に危ない火山を常時監視しています。常時監視は、東京気象台、仙台管区気象台、札幌管区気象台等のデータを集めて、そこで、担当者がいます。常時監視している火山は50あります。110から50を選んだ。ただ選んだ基準というのは非常にあいまいです。特に御岳山は、ずっと死火山で噴火しないものと思われていたのに、噴火してしまった。それから慌てて、常時監視にしたわけです。
【補足】
・気象庁HPの「火山の監視」の中に「火山監視・警報センターにおいて火山活動を24時間体制で監視している火山(常時観測火山)」というがある。
・上記の「火山の監視」中に「常時観測火山」についての説明がある。以下に抜粋する。
『「111の活火山のうち、「火山防災のために監視・観測体制の充実等が必要な火山」として火山噴火予知連絡会によって選定された50火山については、噴火の前兆を捉えて噴火警報等を適確に発表するために、地震計、傾斜計、空振計、GNSS観測装置、監視カメラ等の火山観測施設を整備し、関係機関(大学等研究機関や自治体・防災機関等)からのデータ提供も受け、火山活動を24時間体制で常時観測・監視しています(常時観測火山)』
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