[2018_11_24_13]木曽御岳は、火山学者をだました(「大噴火が少なすぎる近年の日本」講演資料#13)(島村英紀2018年11月24日)
 
【島村】2007年3月にごく小規模な噴火をしました。2014年よりは小規模な噴火だったが、約4ヶ月前から火山性地震も山体膨張も観測され、噴火の約2ヶ月前から低周波地震や火山性微動も観測されました。火山性微動や火山性地震は噴火が近づいた場合に観測されることが多いのです。ところが、2014年9月の噴火の場合は、噴火の11分前に突然に火山性微動を観測したので、警告が間に合わなかった。いきなり噴火してしまった。2014年の噴火の2週間前に地震活動があったが、地震活動はなくなっていた。火山性微動はまだないので、2014年の噴火時には、噴火警戒レベルでいうと、レベル1という山頂まで行って良いというレベルだった。
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