[2018_11_24_04]クラフラ(アイスランド北部)(「大噴火が少なすぎる近年の日本」講演資料#04)(島村英紀2018年11月24日)
 
【島村】プレートというのは非常に硬いものでして、プレートが生まれるところはどこか。アイスランドでプレートが生まれます。これ(スライド)は1991年8月に私が撮った写真で、1984年にプレート生まれる大事件がありました。ここはプレートの境です。7年たっても水蒸気も出ています。プレートは海で生まれる場合が多く、陸上生まれるケースは世界に幾つもありません。ここを境にして、東側がユーラシアプレート、西側が北アメリカプレートです。ここから1万kmいった所の日本にも、この境はあります。
【補足】
・島村氏のウェブの165頁目に当写真に関するコメントがある。以下にその内容を抜粋する。写真のみ表示の場合はココをクリック。
「いまでも、あちこちに蒸気が噴き出していて、歩くと靴の底が焼けるように熱くなる。出てきた溶岩は水平線近くまでの地表(はるか彼方に見える黒と灰色の境まで)を埋め尽くした。中央に立つ人と比べると溶岩のスケールがいかに大きいかわかるだろう。」
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